Re-birth 「ただいま」から始まる可能性∞LIFE

共に心を耕し、無限の可能性の花を咲かせる ☆こころの路cocreator☆徒然blog

比較のシフトチェンジ

人間は、常に比較する生き物。

 

親、兄弟、親戚、パートナー

幼なじみ、親友、友人

同僚、先輩、後輩、上司

テレビの中の誰か

歴史上の人物

すれ違ったあの人・・・

 

言うならば、自分の人生の中で、

目に映るあらゆる人物を無意識に比べている。

 

いや、5感覚の情報データとして入ってきたすべてのものを

比較し、判断し、生きている。

トマト1こ買うにしても、どっちが新鮮そうか見極めている。

  

「比較」自体に、いいも悪いもない。

違いを認識できるから、比較できるのだ。

境界線によって分けられるからこそ、存在できる。

個性が明確になり、色鮮やかな世界が生み出されるのだ。

 

 

しかし、私たちはいつも相対比較に悩まされる。

昔は、比較対象は直接会ったことのある誰かだったが

ITが発達し、情報は溢れて、対象範囲は地球上の全ての人間に広がった。

次から次へと現れる対象者に、

嫉妬、悔しさ、不安、優越、喜び、安堵・・・

あらゆる感情が嵐のように入り乱れ、疲弊する。

自己否定と他人否定に忙しくなり、

ついには、自己価値が危ぶまれることさえある。

 

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もし、条件反射に、分けて、比べてしまうのが人間なのであれば、

本当はいったい何と何を比較するべきなのか。

 

それは、自分と自分。

1秒前でも過去は過去。

 「過去の自分」と「今ここの自分」の絶対比較。

 

 

 「諸行無常」 

この世が変化しかないのであれば、

瞬きをした瞬間にさえ、自分を含むあらゆる全てが確実に変化している。

 

その変化を認識できるのか。

唯一意識すべきは、他者ではなく自分なのだ。

そして、今ここの決断の連続によって、変化を生み出す力を持つのもまた自分。

 

「過去の自分」と「今ここの自分」の絶対比較から

「未来の自分」に向かって変化を創造するとき

他者は、自分の枠に気づき、世界を広げてくれる感謝の対象となる。

他者との差が、それぞれが持つ違いが、

どれだけカラフルな、躍動する美しい宇宙を創っているかに気づく。

 

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相対比較から絶対比較へ。

そのシフトチェンジが、一瞬先の未来にキラリと輝きを与え

 人生の方向性さえ変える力を持つのだ。